「残業ゼロ」の人生力

自分の経験から、私は慢性的に残業ばかりしている会社を評価しない(というか信頼しない)。


前職での私も残業が多かった。月の労働時間が300時間オーバーもザラでした。

この時の自分を思い浮かべても、そこまで残業をする必要は無かったと断言出来る。
まず、残業をしない為の工夫をしていなかった。
そして、残業をしないで帰る事のメリットを理解出来ていなかった。つまり残業せずに帰った後の時間の使い方を理解出来ていなかった。


著者もこう述べている。

  • 残業は無くす気があれば必ず無くす事が出来る。
  • 残業は、百害あって一利なし。
  • 有給休暇を使わないことは、国にとっても、近い将来には会社にとっても、もちろん自分自身にとっても悪。悪いことはすぐにやめるべきです。

今となって本書を読むと、その通りである。


上述の「私は慢性的に残業ばかりしている会社を評価しない(信頼しない)」の理由は、「慢性的に残業しているという事は、つまり何かに失敗し続けている(失敗しても改善していない)」と考えているからである。

何かに失敗しているの”何か”は、色々あると思います。

  • 怠惰な仕事(時間に対するコミットが弱い)
  • マネージメント力の無さ
  • コミュニケーション力の無さ
  • 能力不足
  • etc.
一時的、突発的に残業をする事は、ある程度しょうがない面もありますが、慢性的に残業しているという事は、それを改善する工夫をしていない。更にいうと、業務効率を改善出来ない会社であるという事を露呈している様なものです。


また、「慢性的に残業しているという事は、能力を上げる時間を失っている」とも考えています。


本書では、

・残業時間の多さ
・有給休暇の消化率の悪さ
=「典型的な日本人」

としているが、これも確かにその通り。

外国風な会社、外資っぽい会社にしている所は最近多いが、こと残業や有給消化率の話になると、どこも日本的ですね。


だからと言って、直ぐに長期休暇やサバティカルを取得・申請すれば良いという話ではない。

ワークができてはじめて、ライフの話に移れるのであり、
ワークが充実するからライフも充実する。

これが吉越氏の最も伝えたい事であろう。


仕事力=能力×時間×効率

これは、若い時期にある程度残業した事が無ければ分からない部分もあるのではないかとも思う。

が、それでも

本生が充実していなければ、その人の人生の価値は確実に下がる

この事を念頭において仕事に向かうべきであろう。

これは、日本人必携の一冊。


「残業ゼロ」の人生力
「残業ゼロ」の人生力
著者:吉越 浩一郎
出版社:日本能率協会マネジメント 出版情報事業
出版日:2008-08-03
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追記:
「残業ゼロ」の仕事力の前に、人生力の方を読みました。
かならず、「残業ゼロ」の仕事力の方も読みたいです。

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